カンボジアレポート 〜パン学校設立に向かって〜

長嶌美樹
皆さんに、ご協力いただいているカンボジア・パンプロジェクト。
VIDES JAPANさんが、パン工房の建設のための土地を購入しました。
土地の売買契約の現場に立会いに再びカンボジアに行ってきました。
 
2005年3月27日 カンボジア シェムリアップにて、土地売買の契約が成立しました。

 
3月28日 契約したパン工房の建設地は、シェムリアップ空港から車で30分ほどの、
のどかな村の中。広さは152㎡(46坪)。電気も引けるし、給排水もキチンと整えられるそうです。



同日夕方 プノンペンに到着。前回パンの指導に行った加藤さんからたくさんのパン、
そしてミッチャンからはチョコレートのプレゼント。シスターたちは大喜びでした。


  
3月29日 プンチェレの子供たちに会ってきました。
今回、土地契約のためカンボジアを訪れたVIDESの村松みゆきさんは、知り合いの
方から預った大量の楽器のプレゼントも子供たちに届けました。
タンバリン・カスタネット・鉄琴・木琴などなど、日本の子供たちにはお馴染みの楽器も
プンチェレの子たちは初めて見るものばかり。興味深々。



3月30日 午前中テクタラー幼稚園にも楽器を届けました。
ハンドベルの指揮をとる村松さん。



同日午後 再度プンチェレ小学校へ。各パートに分かれて「ABCのうた」を練習しました。
始めはバラバラだったけど、うまく演奏できるようになりました。


  
同日夕方 ピロンさんのおばさんが、食事に招待してくれました。ピロンさんの従兄弟や
親戚がたくさん集まってきて、カンボジアの家庭料理がズラリ。みんなで楽しく頂きました。
どれも、美味しかったです。特に甘辛い味付けの鶏料理が。



3月31日 カンボジアは連日気温40℃で、一年で最も暑い時期でした。ちょっとバテた長嶋は
午前中は休憩させてもらいました。その間、村松さんがもう1箇所の学校(トゥールコック)にも
楽器を届けにいかれました。


 
同日午後 子供達の笑顔とシスターたちの優しさに見送られて帰国。また来年行くよ〜!


☆ 番外編 ☆

 
今年も行っちゃいました、遺跡観光(スイマセン)〜バンテアイスレイ(967AD建立)にて

 
日本に留学していた二人は今・・・
ピロンさんは幼稚園の先生(写真左)、ウッサさんはお料理のクラスの先生(写真右)
二人ともとても頑張っていて、素敵な先生になっていました。



シスターたちからパンとチョコのお礼のお手紙


プンチェレの子供たちからもらったお手紙。(読めないけどウレシイ)


☆ 番外編の番外 ☆

 
プノンペン国際空港に置いてあったポストカード。
キレイな空港、コギレイな小学生、幸せ家族。。。
何か違和感を覚えましたが、みなまで言うまい。(空港は実際に近代的でキレイでしたよ)

プノンペンの街中は急速に発展しているので、これからもっともっと写真のような子供や家族が増えて欲しい、増えるんじゃないかな、と思いました。
歴史の中で、ほんの近年まで、侵略、内戦など沢山の悲しみを見てきたカンボジアですが、ひたむきに幸せになろうとする人たちの生活や、子供たちに優しさや希望を伝えようとする人たちの努力が報われる日が早く来ますように。

2005年4月 長嶋美樹

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