「カンボジアの子供たちに明るい未来を!」
カンボジアで美味しいパン作りを

2004/5/1
カンボジア・パンプロジェクト発起人代表

㈱本牧館
㈱櫛澤電機製作所
青木 茂
澤畠光弘

◆はじめに
カンボジアは、フランスによって保護領にされていた時、首都プノンペンは「東洋のパリ」と呼ばれた美しい町並みであったそうです。しかし1770年代に始まった内戦、続く1975年4月、ポル・ポト派によって行われた虐殺を含めた革命によって、数年前まで混乱していました。そして多くの人々の支援、カンボジア国民の絶え間ない努力により、今カンボジアは復興への道を歩んでいます。
しかし、子供たちが不十分ながら義務教育を修了しても、技術を持た無いため働く機会に恵まれていません。戦後日本は急速に豊かに(?)になったと言われています。同じアジアに住む隣人として同胞として美味しいパン作りを媒体として、生きることの楽しさを共有する場としての職業訓練校・パン専門学校を造るプロジェクトを立ち上げました。


◆ご案内とご協力のお願い
カンボジアで美味しいパン作り・石窯作りのための職業訓練のためのパン専門学校作り
カンボジアの子供たちに明るい未来を提供するには、まずは義務教育を受ける学校・設備(教材、通学バス等)が必要です。そのための資金として、300万円の募金を計画しています。
パンはフランス占領下の影響から、フランスパン(バケット約\10)を売る屋台がたくさんあります。
プノンペンで一番のパン屋さん『アジア・ヨーロッパ・ベーカリー』に行きました。製品の品質も高く、繁盛していました。デパート5Fのインストアーベーカリーがありましたが、街中の屋台のパン屋さんに押されてすでに閉鎖されていました。
パンの需要は高いので、将来職業訓練校・パン専門学校で製パン技術を身につけた若者たちが、店を開くのも「夢」ではありません。
今回、教育と開発をめざす女子国際ボランティアの「VIDES(ビーデス)」の活動の一つとして、カンボジアでパン作り・石窯作りをすることになりました。石窯名人・猪原さんの意志を引継ぎ、同じアジアに住む隣人として、私たちにできることから始めていきたいと思っています。
ご賛同いただける方の参加とご協力をお願いいたします。

〓 記 〓
協力・参加資格:

協力・参加方法:



協力・参加申込先:


振込先:
ベーカリー・個人・関係団体

資金の協力 一口\10,000
ボランティア協力 1〜2週間程度 カンボジアパン技術指導
※3〜4年連続して行ける人、良いですね

㈱櫛澤電機製作所 横浜市神奈川区入江1-32-6
電話045−431−1178 担当 長嶋 美樹

横浜信用金庫 大口支店 口座番号 普通 №389381
口座名 カンボジア・パンプロジェクト 澤畠 光弘

  

 

◆今後の予定 パンづくりの為の計画
パンづくりの指導…1〜2年は、機械の設置が出来る建物が確定しないので、テクニカルセンター内のオーブン6-1-2、ミキサー20㍑を使用する。
2004年6月 カンボジア・パンプロジェクトスタート
学校・設備(教材、通学バス等)費用募集スタート
2週間程度 パン菓子製造技術ボランティア派遣(※3〜4年は連続して行ける人)
*基礎教育、衛生管理教育、材料費負担、小麦粉とタロイモのパン作り
*JACANセンター落成式参加  6/25〜7/1カンボジア行き
*JACANセンター落成式+パン菓子指導者  6/25〜7/5カンボジア行き
2004年12月 学校・設備(教材、通学バス等)費用募集終了⇒今までの募金は将来の学校建設に振り向けます。
2005年3月 パン学校建設用地の調査 (Sr.稲川)
2005年6月 第2回 パン菓子製造技術ボランティア派遣 (2週間程度)
2005年12月 ※できれば、第2回パンコンテストに参加しましょう (パン・菓子部門)
2006年6月 第3回 パン菓子製造技術ボランティア派遣 (2週間程度)
※パンの販売先を開拓する  ※営業活動  ※責任者・製造・販売
2007年6月 職業訓練校・パン専門学校開校予定  第3回・2週間程度 パン菓子製造技術ボランティア派遣

◆今までの経過
2003年 8月16日 猪原さんから、カンボジアで美味しいパン作り・石窯作りの呼びかけ(猪原宅)
参加者 猪原さん、Sr.マリア・コスタ、オウ・ウッサさん、ピン・ピロンさん、澤畠
8/4〜16オウ・ウッサさん、ピン・ピロンさんらが猪原さんの研修所でパンの勉強
2003年 9月6日 Sr.稲川孝子(FMA国際ボランティアVIDES・星美学園短期大学講師) 来社
Sr.マリア・コスタ来社
カンボジアで美味しいパン作り・石窯作りの打合せ
2003年 9月12日 パンつくりを通して自然環境を考えてきた猪原義英さんが午前6時亡くなりました
2003年 9月30日 Sr.稲川孝子、澤摩夜さん来社
カンボジアでパン作り・石窯作りをすることを決意
石窯名人 猪原さんの意思を引き継ぎ!!
2003年 12月10日 Sr.稲川孝子、オウ・ウッサさん、ピン・ピロンさん来社
いろいろな問題点が発生、一度カンボジアに行くことに決定!
2004年 2月16日〜22日 カンボジア行き、青木さん・澤畠
2004年 6月25日〜7月5日 カンボジア行き、加藤さん・金田さん・飯塚さん・長嶋
パンの技術指導
2005年 1月22日 Sr.稲川孝子、澤摩夜さん、江崎節子さん、澤雅哉さん来社
今後について打合せ (学校建設用地の下見、調査)

◆カンボジア・パンプロジェクト協賛の皆さん(2004/5/15現在) (社会福祉法人)緑の風、(社会福祉法人)開く会・共働舎
名古屋工業大学・増井 寛二、堀江 永(弁護士)、下山税理事務所
増田 信二、飯塚 良雄、足立 総次朗、福田 和夫、中野 元好、
中村 逸平、青木 隆、鈴木 達也、伊賀 憲一 、青木 茂、澤畠 紀子、澤畠 雄哉
高橋 一夫、鈴木 正明、鈴木 弘子、
㈲ブレーメン、㈲パンステージ・プロローグ、ローゼンボア㈲、㈱セキグチ・トムトム
パン工房 椎の実、パンド・ナノッシュ、㈱モンタボー、㈱本牧館、ブーランジェーリーK
㈲美工房・パン焼き人、(株)ベイーヤー・マルグレーテ、フォルトゥナ、ラ・テール洋菓子店
ルヴァン㈱、㈲港インテリア商会、スズキ冷機、㈱櫛澤電機製作所
㈱パンニュース社、パナデリア事務局、


◆カンボジアパンプロジェクトの反響!
カンボジアで美味しいパンづくりをするプロジェクトが、B&Cの2004年1〜2月号(パンニュース社)で(カンボジアの子供たちに明るい未来を!
「パン工房設立までの道のり」)に紹介されていますが、この記事を読んだとあるパン職人さんが「日本の恵まれた環境の中でのパンづくりを目指すよりも、世界を見渡すと、本当に喜んでもらえるパンづくりをしたいとの、熱い気持ちでこのプロジェクトに参加したい」と来社しました。
*話題のベーカリーのチーフ(20代)
・・・嬉しいですね、本当に人に喜んでもらえるパンつくり、この気持ち皆に伝えたいですね。