幕末コラム〈物価〉
激動の幕末はインフレの時代でもありました。物価の高騰で下級武士や庶民の暮らしは日増しに貧窮を極めていきます。歴史の転換期には色々な要因がありますが、人々の幕府への不満も倒幕運動の力になったのかも知れませんね。 ごく一般の町の人の目線で当時を推測してみましょう。江戸時代からの通貨は1両=4分=16朱銀=4000文。時代によって変わりますが、1両でお米1石が買えると考えてください。で、米1石というと、1石=10斗=100升=1000合になるので、ほぼ1年間で一人の人が食べる量になります。 さらに、少々強引ですが、現代お米を1石分(180kg)買うと、10`で五千円のお米を18袋買える計算になります。本当に強引ですが、一両=90,000円。ということは、1文=22円。 幕末のある年にはお蕎麦が一杯8文で食べられたかと思うと翌年には3倍にも跳ね上がっていたそうです。一杯176円が528円になったって計算になりますね。但し、現代と150年前の物の価値は単純に換算できるものではないのでしょうけれど。

幕末の出来事 きまぐれ抜粋
◇嘉永六年(1853)ペリー来航◇万延元年(1860)桜田門外の変◇文久元年(1861)神奈川宿の成仏寺にてアメリカ人宣教師バラ夫妻が横浜で最初のパンを焼く◇文久元年(1861)シーボルト横浜に上陸◇文久二年(1862)寺田屋騒動◇(同年)生麦事件◇文久三年(1863)薩英戦争◇元治元年(1864)池田屋事件◇(同年)蛤御門の変◇慶応二年(1866)坂本龍馬おりょうと結婚◇慶応三年(1867)高杉晋作病没◇(同年)大政奉還◇慶応四年(1868)鳥羽伏見の戦い◇(同年)明治元年

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