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◎ハンナ さんよりパン屋さんにプラスな情報(vol.30−33才独立開業のすすめ) 自分の店を夢見る後輩諸君、 「いつか店を持ちたい。」は、今日限りやめましょう。具体的な目標設定もせずに夢が叶うほど甘くはありません。 根拠なんかなくていいから、一度目標にする時期を設定してみる。すると、そこからの逆算で、いま、たった今からあなたがすべきこと、覚えなければいけない仕事、考えなければいけない資金計画などなど、いまよりずっとリアルにイメージできるはずです。実はそれがとても大事。仕事に対する取り組み方がきっと変わる。氾濫する情報やまわりの世間話に聞き耳をたてるあなたのアンテナの感度がうんと増すでしょう。そういう過ごし方さえできれば、結果誤差が生じてもなんでもない。まわりの誰よりも早く、実現可能な力を備える事ができているはずだからです。 なぜ33才なのか? ①いろいろな仕事を身に付けたくて、何軒かのパン屋さんで仕事をしていくうちにそれなりに年齢も重ねていきます。徐々に経験、技術、年齢に見合うポジションや役割を求められるのは致し方のないこと。その店での仕事に対して、自分が求めるものと、自分に求められるものとの差がだんだん大きくなってきてしまうと、ある日ふと、「どうせ同じ仕事をするなら、そろそろ人の店のためにではなく、自分の店のために汗を流した方がいいのかもしれない。」と思い始める。それがちょうど33才頃。知恵、体力、意欲を含めてトータルバランスのピークだからです。 ②自分を含めて、この仕事で目一杯ムリの利く限界が38才だと思っています。どうせなら、せめてその前5年間ぐらいは自分のためにつかいたいでしょ? 新卒のあなたならパン屋のオーナーとして成功するのに十分な時間です。必ず実現可能です。何となく過ごせばあっという間に過ぎてしまう時間でもありますが。あなたはどっち? ベーカリー ハンナ 阿部成人(Narihito Abe) hanna@hw.tnc.ne.jp |