◎ハンナ さんよりパン屋さんにプラスな情報(vol.56) 仕事をしていてふと、バターの色が季節によって微妙に違うことに、気付いたことはありませんか?メーカーに問い合わせたことがあります。答えは非常に明快でした。「夏の間、乳牛は青い草を食べているので黄色が強くなりますが、冬の間は、枯れた干し草なので、白っぽくなります。」(そうか、年中同じ色のバターは、牛がきっと草以外のものを食べてんだな。)ヨーロッパの友人たちは、さも当たり前のように、このことを知っていました。きっと酪農や乳製品が、生活のうんと身近なところにあるからなのでしょう。 ところで、マーガリンはバターに似せた着色がされています。家庭向けのものなら、その使われ方を考えると、バターに似せる意味も、色の付加価値も理解できる気もしますが、我々が練り込みなどに使うマーガリンに、それは必要なんでしょうか?着色料を使わなければ、その手間もコストも省けるはずだし、それで価格が少しでも下がれば我々にもメリットはあります。ひょっとしてメーカーさんが読んでくれてないかな。香料にも同じことを感じています。 --------------------------------------- ベーカリー ハンナhanna@hw.tnc.ne.jp 店主 阿部成人(あべなりひと) http://sundance-dad.cocolog-wbs.com/ |