メールマガジン第186号見本
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パン屋さんよろず相談室メールマガジン第186号 2005年5月6日
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=編集室から=
◎JR宝塚線(福知山線)・脱線電車に運転士2名、
脱線当日ボーリング大会自分ならどんな行動を?
経験したことが無い最大の事故に直面した時に人命救助、仕事があると思いその場をすぐ過ぎ去る、所詮他人事と思う。
数年前、早朝に近所で火事が有った時消火活動に参加した人は2名、数多くの人は見ているだけ、または会社に出勤していきました。
私は、以前にも火事の経験がありましたので、すぐに消火活動に参加できましたが、今回の出来事に立ち会っていたら?
・・・JR西日本に批判が集中していますが、私たちの周りにも「自分で考え、自分の行動が決定できない」、という同じ体質があるのではないでしょうか。
先日読み終わった「半島を出よ」(村上龍著・幻冬舎)で問われているものと似ている気がしました。
◎金丸弘美のスローライフ旅日記 №38から
こんにちは。金丸弘美です。
今日は「幕末アンパンが大ブレイク」のお話
4月12日に「幕末アンパン」を横浜のパン屋さんを中心に18軒で売り出したところ、大評判となり売り切れ続出である。毎月12日のパンの日と、毎週土曜日に50個限定で発売しているのだが、すぐ売れてしまうという。お客さんは次の週の予約を入れてくれるのだそうで、滑り出しは上々だ。
このアンパン売り出すにあたって、その中心になったパン釜を扱う櫛澤電機の澤畠光弘さんから「宣伝したいのだが力を貸してもらえないか?」と相談があったのは昨年の暮れだった。それで「ではマスコミに発信しましょう。予算はありますか?」と尋ねると「20万円だったら使えます」ということであった。
実は「幕末アンパン」は、山梨の小麦、徳之島の塩、黒糖を全部原材料から作ることを始め、それも農家を結ぶという異例のプロジェクト。それだけでなく参加したパン屋さんには、宣伝・協賛費として一軒あたり5万円をいただきそれを開発費、研修費、POP、宣伝費用に使うというもの。18軒が参加したのだが、それでも総額90万円しかない。そのうちマスコミへの宣伝費用は20万円。
たった20万円だが、逆に言うと20万円もあった。
澤畠さんの意気込みは半端ではない。江戸末期の資料も集めて当時のパン釜は再現するわ、山梨や徳之島の農家を訪ねて、原料を作るところから始めるというわで、遊び心は抜群で、予算は少ないがこだわりは最上である。澤畠さんは「いろなところに発信したい」という。「どのくらい?」と尋ねると「できるだけ多く」という。そこで僕は「では、マスコミ300社に発信しましょう。ただし、プレスリリースを相談して作りましょう」ともちかけた。
澤畠さんと会議をしてプレスリリースを作った。パン発売の3ヶ月も前の1月初旬のことである。そうしてリリースを知っている限りのマスコミに配布したのである。また神奈川の新聞、テレビ、ラジオ、ミニコミも調べて郵送した。
「幕末アンパン」のネーミングのよさ、材料からのこだわり、コンセプトがうけてまずは「東京新聞」がカラーで全面1ページを割いての報道と、のっけから最大級の扱いを受けた。早くからアプローチしていたこともあって、発売前に月刊誌や地元のミニコミ誌などが掲載をしてくれた。発売8日前の4月4日、18軒のパン屋さんが、櫛澤電気に集まりア、ドバイザーの加藤晃さんの指導のもとで、「幕末アンパン」の最終研修会が行われた。その研修会には、さらに取材が集まった。そうして最終確認の会議では、神奈川の2軒のパン屋さんから「新聞に出ているので予約がいきなり来て、発売前に完売ですよ」という報告があって嬉しい悲鳴のスタートとなったのである。
発売の12日には、なんとNHKから日本テレビ、TBSと続き、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌と掲載は40本を超えてしまったのである。おそらく宣伝費に換算すれば軽く1000万円は超えただろう。ただし、あまりに評判となってパンは売れてしまうが、材料がない。それにせっかく売れても、次に続くのがないともったいない。そこで、山梨の農家にさらに呼びかけ小麦農家の参加を増やすことになった。
実は、山梨の今回のプロジェクトに参加した障害者の施設でパンを焼いている「緑の風」の鈴木正明さんのところでは施設内で小麦を栽培するところからパンを焼くだけでなく、近所の農家に連携を持ちかけたことから、アンパンプロジェクトが大きく広がったといういきさつがある。4月19日には、山梨から鈴木さんがやってきて、澤畠さんと私とで協議を行い、山梨まで出向くことが決定。小麦と農産物を使ってのパン作りをさらに広げようとなった。
6月には、澤畠さんや加藤さんたちが徳之島に出向いて、徳之島の農産物で新商品を生み出すプロジェクトを作ろうということになった。徳之島にはマンゴー、パパイヤ、パッションフルーツを始め、島独自の産物がある。これらをパンに生かせればというのである。
さらにパン釜も作ってもらい、みんなで釜作りとパン焼きまで楽しもうとなって、新たな「幕末アンパンプロジェクト」の始動が始まった。
◎ハンナ さんよりパン屋さんにプラスな情報 だって現場なんだもん (57)
自分で選んだ何種類かの小麦粉をブレンドして、パンを焼いたことがありますか? やってみるとわかりますが、小麦粉はそんなに気難しくはなくて、良いところばかりが残って、足を引っ張り合うことはまずありません。
色、味、香り。腰の強さ、食感、口溶け、入る水の量の限界。個々の特徴がつかめるようになると、新製品作りにとても役立ちます。
例えば、講習会で覚えたレシピ、本で見つけたレシピ、それだって、粉のブレンドをしてしまえば、立派にあなたのオリジナルレシピです。手始めに、今使っているすべての小麦粉で、普段作っている食パンを焼いてみることです。生地の様子を見ながら、水を加減して、仕込み時間を加減して。
きっと楽しくてワクワクしちゃいますよ、久しぶりに。
粉探しの楽しさも知ってもらえるとうれしいです。ちなみに、ウチの店では現在、7種類の粉をパンのイメージに合わせて使い分けています。。
ベーカリー ハンナhanna@hw.tnc.ne.jp
店主 阿部成人(あべなりひと)
http://sundance-dad.cocolog-wbs.com/
オンラインショップ 駿河こんがり堂本舗トイ http://www.kongarido.com/
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編集長 澤畠 光弘
Email:kusizawa@kusizawa.com
〒221-0014 横浜市神奈川区入江1-32-4
㈱櫛澤電機製作所内 ℡ 045-431-1178 fax045-431-1121
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