メールマガジン第333号見本


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パン屋さんよろず相談室メールマガジン第333号 2008年3月28日
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=編集室から=
◎いざという時のために
「不測時の食糧安全保障について」(農林水産省資料より)


Ⅱ、不測の事態への対応

①突然起こる食料供給の混乱
食糧の多くを輸入に頼っている日本では、国内外の様々な要因によって混乱が生じる可能性があります。
例えば…
・冷夏など異常気象
・輸出国で価格高騰
・輸出国で港湾スト
・有害物質の食品への混入
→作物の大不作
→輸出国が輸出の制限
→輸出国で輸出が停滞
→食品の流通の規制
⇒国内で供給不足・価格高騰
⇒国内で供給不足・価格高騰
⇒国内で供給不足・価格高騰
⇒国内で供給不足・価格高騰


●過去に起きた食料供給の混乱の事例
時期

・昭和48年



・平成5年


・平成10年
国・地域

アメリカ



日本


パナマ運河
品目

大豆






飼料穀物
要因

前年度の世界的な不作などによりアメリカ産の輸入大豆のの価格が3倍に高騰
アメリカの輸出規制(73日間)

冷害の凶作
(作況指数74)

喫水制限が強化されて
日本での対応

買占めや売り惜しみの防止
輸出の抑制の指導
商品取引所での輸入大豆の取引停止

緊急輸入(255万トン)
便乗値上げの監視

備蓄の活用
輸送に制限(110日間)

②「不測時の食料安全保障マニュアル」により対応します。
このマニュアルは、予測できない要因によって 食料の供給が影響を受けるような場合に、食料供給を確保するための対策や その機動的な発動のあり方などをまとめたものです。
不測時のレベルの考え方は以下のとうりですが次回に(事態の深刻度)に応じた対策の概要を見ていきましょう。

レベル0 レベル1以降の事態に発展する恐れがある場合
〈想定される事態〉
・国内における大不作の予測
・主要輸出国における大不作の予測、輸出規制の動き
・主要輸出国における突発的な事件・事故等による貿易等の混乱
・安全性の観点から行う食品の販売等の規制

レベル1 特定の品目の供給が平時の供給を2割以上下回ると予測される場合を目安
〈想定される事態〉
・米の大不作の発生(例:平成5年の大不作〈作況指数74〉)
・主要輸出国における輸出規制の実施(例:昭和48年の大豆の価格高騰)

レベル2 1人1日当たり供給熱量が2,000Kcalを下回ると予測される場合を目安
〈想定される事態〉
・穀物、大豆及び関連製品の輸入の大幅な減少

・・・〈想定される事態〉レベル2 背すじがぞっとしますね。なんとかなるさ?個人での対応考えないとね!

◎いまどきの若者は
日曜日、ジョギングをしていたら
「ガン・・・・」「・・・・・クダサイ」
耳が遠くなり聞こえず
何回も言うものですから
みっちゃん  「ごめんなさい耳が聞きずらい、ごめんなさい!」
30メートくらい走ったところで、理解できました
「頑張ってください」 女子中学生の声援
みっちゃん 「ありがとう!」
・・・嬉しかったですね
息子に報告すると 「いまどきの中学生はそんなもんだよ!」

◎値上げの春の想像力〈毎日新聞発信箱、3月28日)(中村英明・経済部)
4月、政府が製粉会社に売り渡す小麦価格が30%引き上げられる。大衆的な食を扱う店には頭が痛い。
大阪市内で約50年続くタコ焼き店は「昨年、タコの値上がり分で値段変えたばかりやからね」と浮かない表情だ。マヨネーズや油、ガス、また小麦粉。相次ぐ値上げで、10個340円では利益が出ない。
かって勤務地・宇都宮市で、一番うまいと評判のギョウザ店は来月から、6個170円が210円になる。
11年ぶりの値上げという。ただ、30%アップでも小麦の国際価格の上昇には追いつかない。

国際相場はこの一年でほぼ倍になった。そして、最も深刻な打撃を受けているのは、飽食の先進国ではなく、途上国である。
来年度に78カ国・7300万人への食糧支援を予定する国連の世界食糧計画(WFP)は、穀物と輸送費の上昇で5億ドル〈約500億円)の資金が足りない。
このままだと、援助の量か人数を減らさざる得ない。ジョゼット・シーラン事務局長は英経済紙に窮状を訴え、「途上国では1日3食を1食にする動きがある」「インドネシア、イエメン、メキシコなど、問題がなかった国までも差し迫った状況だ」と語った。
小麦も上がれば、私たちは、満腹感に浸れなかったり、財布が軽くなったりするだろう。

ところが、途上国では同じ理由で、飢餓や命の危険に直面し、テロや紛争の火種が生まれる。
落差をどう埋めればいいのか、食べ物は本当に足りないのか。

身近な値上げにため息をつくだけでなく、遠くの飢えに思いをはせる機会にしたい。

・・・経済のグローバル化の中で、先進国・途上国間の格差拡大、ヤデスネ!
少しでも皆が幸せに暮らせる平和な世界にしたいですね。


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