メールマガジン第340号見本


+-----------------------------------------------------------------------+
パン屋さんよろず相談室メールマガジン第340号 2008年5月24日
+-----------------------------------------------------------------------+
パン屋さん紹介、スタッフ募集  詳しくは以下ご覧ください
http://www.kusizawa.com/
+-----------------------------------------------------------------------+
=編集室から=
◎「2008年第11回べーカリーチャイナ」(5月20日〜22日)報告!
展示会場の規模規模が前回5万平方メートルから今回は7万平方メートル

2008年第11回べーカリーチャイナ2小間
⇒これからは、中国国内で溶岩窯を売れる気配!
中国のベーカリー応援したいです

2007年第10回べーカリーチャイナ2小間

2006年第9回べーカリーチャイナ2小間
⇒第8回では、溶岩窯2台決まりました、今回は、5台位決まるかな?
石窯も一台くらい期待しましょ!

2005年第8回べーカリーチャイナ2小間
⇒第7回の実演効果で、具体的に商談する人、多し
中国で、パンビジネス計画する日本グループ目立つ!

2004年第7回べーカリーチャイナ6小間
⇒実演で、溶岩窯に興味を持つ人、多し。価格が高すぎ?

2003年第6回べーカリーチャイナ2小間
⇒カタログを収集する人、多し・窯の説明聞く人、多し

2002年第5回べーカリーチャイナ1小間
⇒カタログをとりあえず収集する人多し(情報収集)

  *来年は、中国のベーカリーの協力を得て実演を目指します。
*世界20数か国の企業がたくさん出展してました。が、日本からの出展は少なく、単独で出展しているのは5社のみ。中国市場可能性高いと思うんですがね。
*規模が前回5万平方メートルから今回は7万平方メートルになり、連日ぞくぞくとお客様が入っています。(出品社800社)
…もはやモバックショウは超えらてしまったたような感じです。*モバックは内容で勝負!

◎5月19日〜21日坑震救災・哀悼日
5月12日 午後2時28分地震発生
5月19日 午後2時28分全国一斉に3分間の黙とう
     ・各職場黙とう
     ・地域でサイレン
     ・車は停車、クラクション
     ・電車も停止、警笛
     ・船も警笛
     ・くしざわの上海工場でも全員黙とう
     ・テレビすべての番組は1日中哀悼報道
     ・テレビで世界中からの寄付・援助隊の報道
     ・今回の事態の素早い情報公開、全国一斉の黙祷
      はじめてのことだそうです。

◎読者投稿がありました。
「コメをパン、飼料に」の農政指針に疑問「休耕地を米作りに奨励」とは?
「小麦をなぜ作る奨励」をしないの?
澤畠光弘

メールマガジン339号に次のような内容を掲載したところ、
読者からなぜ「コメをパンには本末転倒なのですか?」という問い合わせがありました。
私たちパン業界に関わるものとして、小麦から作られるパンをわざわざグルテンを添加しなければ作ることができないコメ粉のパンを奨励する農政指針に疑問を持ちました。
「コメをパン、飼料に」 世界的な穀物高騰に対応 新農政指針政府の食料・農業・農村政策本部(本部長・福田康夫首相)は7日、安定的な食糧確保策などを盛り込んだ今後の農政の指針「21世紀新農政2008」をまとめた。世界的に穀物が高騰する中で、パンの原料や家畜のえさへのコメの利用促進を図るとしている。
指針には
▽国民への食糧自給に関する情報提供の強化
▽農水省による中長期的な食料需給予測手法の開発▽農林業と食品・外食産業との連携強化による食品開発の支援が柱。
この指針は推進本部と合同で開催された農林水産省の有識者会議「食糧の未来を描く戦略会議」
(座長=生源寺真一・東大教授)の提言を踏まえてまとめた。
同会議は世界の食料事情が悪化する中、コメなど国内農産物の活用による自給率向上や、穀物備蓄の強化などを提言した。(毎日新聞5月8日)
不足に事態に備え、食糧問題皆で考えましょ!そして実践へ!
でも「コメをパン」には、本末転倒!反対!

☆メールマガジン拝見しました。「コメをパン」には、本末転倒!反対!はなぜですか?
小麦がないなら仕方がないのでは?(●●より)
●●さんへ
メールありがとうございます。その理由は
①その場主義的な方針。コメを米粉にしてパンつくりを奨励するのは、コメが生産過剰になり古米の活用法として検討された結果出てきた方針であり、消費者、生産者の立場から出たものではありません

②高いコメ粉の価格。米粉をパン用にするためは、わざわざ製粉の過程で酵素処理、
熱処理を施すことによって製造。そして、バイタルグルテンを15%位混合しています。
しかもそのバイタルグルテンは、小麦から作られ強力粉の約12%位しかできないのです。
ということは、10Kgの小麦から約1.2Kgのグルテンしか取れません。

③食料自給率アップを考えよう。日本の小麦はパンつくりに向かないと言われていますが、日本の風土に合った小麦のパンつくりを目指した方が懸命だと思っています。
日本の食料自給率は
39%です。生産過剰のコメを利用するのではなく、食料・飼料がバランスよく自給率アップ(希望10年後60%)するのを目指して、生産することが大切だと思っています。

④ 私たちの取り組み。
10年前から山梨県で、農家生産者と連帯して小麦の契約栽培をしてきました。
しかし生産者の高齢化や外麦の価格高騰や生産者への補助金削減により、小麦を栽培委託が難しくなっています。そのため自分たちで小麦づくりを目指し、現在神奈川県秦野市で、小麦の生産から製粉そしてパンの製造販売をしています。
将来的に小麦の生産を増やす予定です。
今の農水省の方針は、その場しのぎに思えます。
今の現状は、消費者・小麦生産者・パン屋さん・製粉メーカーそれぞれ分断されて、情報の流通もありません。トータル的に見すえた5年後10年後の姿描く必要あります。
また「休耕地を米作りに奨励」とは?
小麦をなぜ作る奨励をしないの??
米粉を作るエネルギーと、小麦粉を作るエネルギーはどれくらい差があるのでしょうか。
私は今疑問に思っています。皆さんはどのようにお考えですか?


+-----------------------------------------------------------------------+
今後、このメールマガジンご不要の方は、メルマガ不要と題名にお書き添えの上以下までメールください。
kusizawa@kusizawa.com
+-----------------------------------------------------------------------+

+--------パン屋さんよろず相談室メールマガジン--------+
編集長 澤畠 光弘
Email:kusizawa@kusizawa.com
〒221-0014 横浜市神奈川区入江1-32-4
㈱櫛澤電機製作所内 ℡ 045-431-1178 fax045-431-1121
+-----------------------------------------------+

これまでのメルマガ   トップ