従業員は友達の主婦

開店した当初、1ヶ月半はプロに手伝ってもらい、その時に皆で一緒にパンづくりを勉強 したそうです。従業員は友達6人でのスタートだった。 今では主婦18人がローテーションを組んでパンづくりをしている。 開店当初から働いている人もまだ2人いるそうだ。 「最初から売れていたんですけど、今も良く売れています。でも売上は初めの頃の倍なんです。 作れる量が増えたんでしょうね。」近くにおいしいと言われるホームベーカリーがなかったのも ラッキーだったようだ。作れば作っただけ売れる。パンが良く売れているので皆の気持ちにも 張りがあるそうだ。 もう一つの楽しみは1年に1回のヨーロッパ旅行。 長くいる人優先で年に2、3人ヨーロッパに研修に行ってもらっている。 働いている主婦達も「旅費」だと思えばまた仕事に張りが出るという。 主婦が集まっておいしいパンを真面目に作ってはいるものの、主婦だからという問題もある。 やはり家庭の主婦となれば子供の病気やご主人の都合で急に休まなければならない事もある。 そんな時の為に皆が全工程を出来るようにしているという。 今日成型した人が、明日は販売をやったりもする。 「だから毎日ちょっとずつ違うんですよ」と出井さんは笑いながら言う。 ママンドータに来ている主婦の皆は働かなくてはならなくて働いているわけではない。 そんな主婦達を束ねて、皆と一緒にパンをつくり続けている。 どこの職場にもあるような不満も時々耳にするそうだが、大した事はないそうだ。 それもパンが良く売れているからだ。

休みのはなし 私にもパンが出来るんだ! 修業がしたくて学校へ