私にもパンが出来るんだ!



「もうすぐ11年目になります。動機ですか?経済的に自立したかったんです。」 と言うのは、東京ディズニーランドがある舞浜でパン屋を営む出井とよ子さん。 1988年4月16日に将来一緒に出来たらいいなと言う思いを込めて「母、娘」 を意味する「ママンドータ」という店名のパン屋をスタートさせた。 娘さん達は、22歳と20歳。忙しい朝などは手伝いをしてくれるという。 「結婚してずっと主婦だったんです。もちろん主人は仕事に行って家にはいませんし、 自由にいろいろやらせてもらっていました。 家庭製パンもその頃覚えたんです。手作りパン教室で初めてパンを作った時に 〝私にもパンが出来るんだ〟とすごく感動したんです。 その感動が自立しようと思った時の〝パン屋〟になったきっかけです。」 もともとパンが好きだったと言う出井さん。 若い頃はお給料が出た時は ホームベーカリーのパンを買って食べるのが楽しみだったそうです。 ちなみに出井さんは札幌出身で、お給料が出た時はグランドホテルのパンを 買って食べていたそうです。

修業がしたくて学校へ 従業員は友達の主婦 休みのはなし