芭蕉句碑−①

川崎宿を通り過ぎて少し静かな地域に入ると京急 八丁堀えきがあります。
芭蕉の句碑が八丁堀駅の手前右側にあります。
元禄7年(1694年5月)江戸に住んでいた芭蕉は、子の治郎兵衛と共に長崎へ旅立ちました。芭蕉との別 れを惜しむ江戸の門人の利牛、野坡、袋水は多摩川を渡り、川崎宿まで見送りにきて八丁畷の榎だんごという店で最後の別 れをかわしました。この時、芭蕉が詠んだ句が「麦の穂を たよりにつかむ 別れかな」です。
八丁堀駅を過ぎて、すぐ左手に慰霊塔がありました。川崎宿では、震災や火災、洪水、飢餓、疫病などの災害に度々襲われ、多くの人々が落命しています。そうして亡くなった人達の霊を供養するために建てられたそうです。

川崎宿八丁畷市場村鶴見生麦子安→神奈川宿


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